BF again

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遙かなる夜明け

拍手ありがとうございました。

本日3連休 最後日ですね。
中には子供の運動会だったという方もいらっしゃるかと思います。
うちは息子の学校は運動会春開催だったので、3連休をのんびりしてます。
近くの公園で、子供に自転車を与えて放牧といった感じです。

続きです。
アッシュ目線ですね。

それでは、良かったら読んで下さい。



59.◇◇感動の再会◇◇





「いいか…呼び鈴を押すぞ!」


英二は頷くが、何を考えているか一目で分かる。
隠しているつもりだろうが、頬を紅潮させ 身体が震えている。
顔を曇らせ 瞳には深い哀愁がこもる。

今 英二は、羞恥と恐怖心で居た堪れないのだろう。


英二には、何の落ち度も罪もない。

寧ろ恥さらしなのは、キングズレーの方だ!
世間では純愛に生きるクリーンな男なんて言われ、裏では獣にも劣る蛮行をしている。


「だから 何も恥かしがる事はない。顔を上げ堂々と胸を張っていたらいい!」


デリカシーを持ち合わせてない人間は、軽く口にするだろう…

そんな事 俺達も分かっている!
だが この気持ち…
当事者じゃないと分かりっこないんだ!!


自分の思い出したくもない過去を知っている なおかつ 親交の深い人間に会うことが どれほど勇気がいるか!!
俺は英二の手を握り締める。
もう1度 顔を覗き込み英二の意志を確認する。

英二は、俺の意図に直ぐ気付く。


「大丈夫だよ…ちゃんと挨拶したいんだ!」


俺を真っ直ぐ見詰めて答える。


手が震えているのに、礼儀を通したい。
誠実なお前らしいよ!


「分かった!」


俺は、今度こそ呼び鈴を押した。











ガチャ





玄関の扉から顔を出したのは、ジェシカだった。


「いらっしゃい!」


ジェシカは、俺達を中へ招きいれる。


「久しぶりね。アッシュ」


ジェシカは俺にハグをする。
そして…


「よく来てくれたわね。英二…」


俺の背中に隠れるように立っていた英二を、ジェシカは優しく抱きしめた。


「無事で良かった…ありがとう…私を助けてくれて…」


ジェシカは、涙を零す。


「英ちゃん…」

「英二…」


俊一・マックスそしてマイケルが加わり、感動の再会を喜ぶ。










一方 俺はというと…




感動の再会を邪魔しないように、少し離れた場所で英二を見守る。


「Hi! アッシュ!」

「Hi! マイケル 久しぶりだな! 元気だったか?」


まだまだ 続く感動の再会の輪から抜け出してきたマイケルが、俺に話しかけてきた。


「英二 思ったより元気そうだね! ずっと病気だったんでしょう?」


…病気? 
そうか!
マイケルには、そう説明していたのか…


「ああ でも、もう随分よくなったよ!」


俺は、マイケルに話を合わせる。


「そうなんだ! でも 明日から療養の為に遠くに行くのでしょう?」

「そうだよ! まだ完全に治った訳じゃないんだ。 もう暫く治療が必要なんだ!」

「ふーーん。折角会えたのに、もうお別れなんて…

なんだか寂しいな…」


マイケルは口を尖らせた。


マイケル…
マックスとジェシカがヨリを戻したから、LAからNYに転校させられたんだもんな…
友達と離れて寂しい思いをしているのか…

全く 親の都合に振り回され、いつも子供が迷惑をこうむる!


「マイケル 新しい学校はどうだ? 友達はできたのか?」

「うん ジョンにトーマスだろ スペンスに 後 エイミーにリサ。
でもね 1番の友達はビックマイクなんだ!!」


先ほどまでの沈んだ表情を一転させ、マイケルは明るい笑顔を見せた。


「そうか! 友達が沢山できて良かったな!」

「うん 初めはね友達がいなかったけど、同じ名前のビックマイクと友達になってね。
ビックマイクが色々教えてくれて、それから沢山 友達が出来たんだよ~♪」


嬉しそうに学校の事を教えてくれる。

まあ子供は順応性が高いから、マイケルはNYで楽しくやっていけそうだな!
大丈夫と思うが、またマックスとジェシカが離婚するなんて事になったら、俺がただじゃおかないから!
安心しろマイケル!


「アッシュにも、僕の友達のビックマイクを紹介するね♪」


マイケルは目をキラキラさせながら、話を続ける。


「ああ マイケルの友達に会えるのを楽しみにしているよ…」


心がチクリと痛む。





ごめんなマイケル…


俺達は、明日 NYを離れるんだ。
いつ帰ってくるか分からない。
キングズレーの息のかかった土地には近付かないから、数年…いやもしかしたら一生NYには戻らないかもしれない。
これから 俺と英二は、隠れて生きていく。

出来ない約束に、マイケルに対して罪悪感が広がっていく。

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【 2015/10/12 (月) 】 長編SS 遥かなる夜明け | TB(-) | CM(0)
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