BF again

バナナ魚の二次創作SSを書いております。※当サイトに、原作とは一切関係がございません。掲載の記事は複製複写は禁止ですよ!
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遙かなる夜明け

拍手ありがとうございました。

食べ物がおいしい季節となりましたね。
そろそろ息子が焼き芋・大学いも・いもけんぴを作ってと言ってきそうです♪

続きです。
今回はアッシュ目線です。


それでは、良かったら読んで下さい。



58.◇◇手に入れたもの◇◇




「いいのか? 英二の全てを俺のものにしても! 俺はそういう意味に取るぞ!」





英二は、そういう意味で言ったつもりじゃないかもしれない!
でも、俺は確かめずにいられなかった。



俺達は肌を触れ合うようになった。
この関係は、友達以上のもの…



だが最後の一線は、越えていない。


キスもしていない。



英二にとったら、今の状況は異常事態だ!
防衛本能が過剰に働き、自分の意図しない反応を身体が示している。
だが時が経ち、キングズレーの呪縛から解き放たれれば、もう触れ合う必要はなくなる。

本当はこうやって肌を触れ合う事はしたくないに違いない!
俺の一方的な思いを英二に押し付けるわけにはいかない。

俺は側にいれるだけでいい!
プラトニックな関係でも構わない
お前と触れ合えた この奇跡のような幸せな記憶さえあれば、俺は一生 平気だから…


でも もし俺と同じ気持ちでいてくれるなら…
どれほど嬉しいか!


俺は、英二の言葉を待つ!


ドキドキと心臓の鼓動を、全身で感じる。
わずかな沈黙も重苦しい。











英二は俯いたまま 俺の方へ身体を向けた。
そして 朱色に頬をそめ コクリと頷いた。


それを見た瞬間、俺は堪らず英二を抱き寄せた。
狭い車内の中 互いの息遣いと心臓の音が伝わってきた。
お互いの心音が、ドキドキと規則正しい音楽を醸し出し、振動をお互いの身体に届ける。
長い抱擁の後 俺は手を緩め 英二の顔を覗き込む。
朱色の頬で瞳を少し潤ませ 俺を見詰め返す。
頬に手を添えるとそれが合図のように互いの顔を寄せた。



初めは軽く触れ、やがて深いものになっていく…



もちろん俺は多くの奴とキスをした。
そのほとんどが、俺に欲望を向けてくる奴だった。

必然的にキスは、そいつらとの行為の流れに組み込まれた。

そう手順の1つ。
心なんて伴わない!
なんの感情も湧かない。

不快と感じれば嫌で逃げ出したくなる…
だから当時の俺は、敢えて感情を当てはめなかった。



だからこそ、今 この瞬間の素晴らしさといったらない!!
心が弾み、色々な感情が胸に入り混じる。

愛している
いとおしい
守りたい
側にいたい
側にいて欲しい

心なかで、飛び交っている。
こんなに心が入り乱れているというのに、俺は少しも嫌じゃない。
幸福で堪らない!


だが、幸福感の後に顔を出した感情が、俺にストップをかける!


俺は、ゆっくり英二から顔を離した。
パブロフの山猫である俺は、それはもうダイレクトに反応をしめしそうになる。
正直 このままの勢いでベッドに直行したい気分だ!
だが さすがに性に目覚めたばかりのガキのような行動は、宜しくない!


英二は傷ついている。
まだ傷口から血を流し続けている。

そんな中 俺を求めてくれたんだ!
キングズレーと同じで ただ欲望をぶつけてしまえば、英二の心が離れる可能性がある。

永遠に手に入らないと思っていた。
それが今 俺の手の中にあるんだ!
このまま がむしゃらに握り潰すのではなく、優しく包み込むようにしてずっと共に生きていたい。

あくまでもスマートな男を演じなきゃならない。


「これからは、ずっと一緒だ!

今日 全ての用事を済ませたら、最後の夜をゆっくり2人で過ごそうな!」


俺の言葉に、英二は恥かしそうにコクリと頷いた。


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【 2015/10/08 (木) 】 長編SS 遥かなる夜明け | TB(-) | CM(0)
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