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BF again

バナナ魚の二次創作SSを書いております。※当サイトに、原作とは一切関係がございません。掲載の記事は複製複写は禁止ですよ!
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遥かなる夜明け

拍手ありがとうございました。

シルバーウィーク 皆さんはレジャーを楽しみましたか?
今年は天気に恵まれ 我が家は帰省等して過ごしました。

今回は、アッシュ目線です♪
現在 治療中ですから!
もう暫く展開を見守ってあげてください(^^)

それでは、良かったら読んでください。


54.◇◇きっかけ◇◇





きっかけは些細なことだった…






夜中 英二のうなされる声で目が覚めた。
恐らく俺に気付かれないように声を殺しているようだ。
ベッドの中で俺に背を向け、小さく震えている。


「大丈夫か?」


俺は枕もとのランプを点け、震える肩に手をかけた。


「…ごめん起こしてしまって…でも…」

「“でも” の後は “平気だよ” とか “大丈夫だよ” じゃないよね?
約束したよな。

平気なフリをするなって!

どうした?」





「…夢を見たんだ…」




英二が、俺の方へ振り向いた。


!!!


ランプの光の中 浮かび上がったのは、汗を額に滲ませ涙を一杯溜め震える華奢な身体。

だが何よりも目に付いたのは… 

首元に血が滲み 赤く腫れあがった爪の痕。






『嫌だ!!』




急に爪をたて、痛々しく腫れあがった痕をなぞる。


「やめろ!!」


俺は英二の手首を掴み、捻りあげた。
まだ 暴れようとするので、さらに身体ごとベッドに押さえつける。


はあはあと荒い息をはき、涙たたえた虚ろな瞳で俺を見上げる。




「…うっ…うっ………アッシュ…?」

「そうだ 俺だ! あいつじゃない!

大丈夫か?」






「首のところを触られた…

気持ち悪い…

舌がはいまわっている…」






“フラッシュバック” 






昔の事というには、日が浅すぎる…
無理もないことだ!


俺は、英二の首元に優しく触れた。




「…っ…」

「あいつじゃない! 触れているのは俺だ!」

「アッシュ…」




英二の荒い息が、過ごしずつ和らいでいく




「大丈夫  俺だから…
触れているのは俺だから…

ゆっくり落ち着くんだ…」







****






初めは、ただキングズレーの感触を俺の手で上塗りしたかった。
英二の記憶から消し去りたかった。

そうしないと、英二は いつまでもキングズレーの影に囚われ続ける。


そんな事絶対に、許すわけないだろう!!


キングズレーに無理やり身体を開かされ 過剰に動き出した防衛本能は、未だに恐怖を和らげようと別の感覚に摩り替えようとしている。

英二は、その事を酷く恥じていた。
心とは ま逆の反応を示す、身体を嫌っている。

俺には、よく分かる。
俺も全く同じだったから…

  





「なあ英二…俺の肌を触ってみてくれ…」


「なっ 俺の場合、あいつらに身体を変えられてしまった。
だから…条件反射なんだ…

パブロフの犬ならぬ山猫なんだよ!」






正直、肌に触れられるのは嫌だ…



あいつらの相手をさせられていた時、俺はそこにはいなかった。
出来るだけ、感覚をシャットアウトし、決められた行動をする。
自分の身体と心を切り離し、自分を守っていた。


でも英二に触れられるのは嫌じゃない!
もっと触れ合いたいとさえ感じる。

すぐに俺の想いをのせた手は、さらなる願望を持ち出した…

自分でも気付いていた。
この気持ちは、友人に向けるものじゃないと…
とめられない想いは、どんどん膨らんでいく。




互いの肌と肌を触れ合い、抱き締めながら眠りにつく。
腕の中で安らかな寝息をたてる姿に俺は堪らない幸福感が沸きあがってくる。


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【 2015/09/24 (木) 】 長編SS 遥かなる夜明け | TB(-) | CM(0)
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