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BF again

バナナ魚の二次創作SSを書いております。※当サイトに、原作とは一切関係がございません。掲載の記事は複製複写は禁止ですよ!
2018年08月 ≪  123456789101112131415161718192021222324252627282930 ≫ 2018年10月

遥かなる夜明け

拍手ありがとうございました。

生さんまがスーパーの店頭に並びだしました(^^)
もう秋ですね~♪

今回は英二→アッシュと目線が代わります。
この話は、谷であり山であるかな~

英二が日本語をしゃべりますので、念の為にうちのブログのルールを説明しますね。

「…」普通のカッコは英語を
『…』二重カッコは日本語を話しています。

それでは、よかったら 読んでください。



52.◇◇同じ◇◇





「経験者!?
なら僕の気持ちわかるよね!
“平気だ” と言ったら “そうなんだ” と言ってよ!
ほっといてよ!
それ以上 何も聞かないでよ!」

「あーーだからーーーー

そんな事を言っているんじゃない!
言いたくなければ別に言わなくていい!
ただ “平気なフリをするな” って言ってんだ!
お前の事は、俺が1番良く分かってんだ!!」


よく分かっている!
違うだろう!!



君は、僕のように気持ち悪くない!!



何かが切れる音がした…










「何が分かるというんだ!
僕は最低なんだ!
汚いんだ!」



「英二…?」



「凄く嫌なはずなのに!
身体が反応するんだ!
無理やりだったはずなのに、結局 受け入れているんだ。
さっきレオの夢を見て、身体が熱くなった!

あいつらの言うように、僕は浅ましい淫売の抱き人形なんだ!
自分が気持ち悪い!
こんな身体なんていらない!


いなくなればいいんだ!
僕なんて…




刹那 アッシュが悲しげに眉を潜めた…


その姿に僕は、ハッと我に返った!
頭に上っていた血が、急激に下がっていく。




僕は、何て事を言ってしまったんだ!!




アッシュに比べたら、大した事ない!
十分の一にも満たない出来事だ!


ちゃんと理解していたはずなのに!!





それなのに僕は…






うなされている君を幾度となく気付かないふりをした…!
心を隠し震える君に対して、何も出来ず見守り続けた…!

今の僕の姿を、君が自分の事と重ねあわせないように
心配かけないように

強くなるって決意したばかりじゃないか!


君が自分のことのように傷つくと分かっているのに 僕は何てことを言ってしまったんだ!!



僕は、何て最低最悪な奴なんだ!!



引き裂くような後悔が、全身を走り抜ける。







***






英二が立ち上がるとカッと目を見開いた。
苛立ちを露にして俺に、怒声をぶつける。




僕は、浅ましい淫売の抱き人形なんだ!
自分が気持ち悪い!
こんな身体なんていらない!

いなくなればいいんだ! 
僕なんて…




そこまで言うと 英二は急に言葉を詰まらせる。
刹那 みるみる表情を曇らせていった。


「違う…ごめん…違うんだ…」


頭を左右に振り、ポロポロと涙を零しながら、力なくその場に蹲る。


「違うんだ…ごめん…

君に言ってるんじゃないんだ…

ごめんなさい…」


悲痛な声で唇を震わせ、泣きながら謝り続ける。













…俺には分かっている。



あのおびただしい肌に残った紅い痕跡。
無理やり身体を開かされ、毎日のように関係を強要されたのだろう…

人間 苦しみや恐怖が臨界点を超えると自然と防衛本能が働きだす。
心を守る為に、恐怖を和らげようと別の感覚に摩り替えようとする。


お前は まだ恐怖の中にいる。
未だに防衛本能が過剰に働いていて当然なんだ!


それに 触れられて反応を示すのは人間として当たり前の事だ!
熱いものに触れると考えるより先に手を引っ込める、反射のようなもの!

それをあいつらは、さも俺達の意志かのように嘲笑う。





分かるよ英二…
自分が気持ち悪くてしかたなかった。
堪らなく汚れていて、やつらのドロドロしたドズ黒い欲望がいつまでも身体に巣食い、臭いが取れない。

ただでさえ、傷つき苦しんでいるというのに…

根っからの淫売!
最低な人種!
臭い!
汚い!


あいつらは罵る。

違う!

いくら否定しても、誰もが声を揃えて言う。


身体は正直だな。本当は悦んでいるんだろう? 


卑下され罵声を浴びせられる。



自分を裏切り続ける身体…
自分が嫌いだった!

自分にさえ裏切られるのだから、当然 誰も信じられなかった。





英二 お前が感じている事、俺には分かる。

俺も同じだから…













……





同じ…?





俺と同じなのか…?





蹲り泣き続ける英二の肩に触れる。
英二は、ビクッと肩を震わせ 俺を見上げた。
涙をいっぱいに溜めた目で苦しそうに見詰める。


ダメだ! 触ったら 君も穢れる!!


首を振りながら 掠れた声で母国語を張り上げる。


…分かる!


日本語は理解できないが、英二の言っている内容は俺には分かる。
だって 俺も同じだから…

俺は、英二を抱きしめる。


汚いよ! 
僕は汚いよ!!
君に汚れがうつる! 臭いがうつる!



泣きながら俺の腕から逃れようと暴れる英二を、俺は構わず抱きしめる。




俺は鼻から大きく息を吸い込む。
鼻いっぱいに英二の匂いが広がる。





《臭いのか?》






嫌 凄くいい香りだ! 

英二は汗をかいてもほとんど体臭がない。
いつもシャンプーと石鹸が混じった清潔で、とてもいい香りがする!

正直リンクスのむさ苦し奴らとつるんでいる俺にとって、英二が側に来ると “花畑に来たんじゃないか!?” と錯覚する事がある。











《汚いのか?》





嫌 凄く綺麗だ!
こんなに傷つきながらも、俺に温かい心を向けてくれる。
俺を思い遣ってくれる。
こんな綺麗なもの どこを探しても見付からない!
世界中駆けずり回っても絶対に手に入らない!!






臭くも 汚くも ない!
英二が、勝手に思い込んでいるだけだ!!










ずっと 英二は、自分を卑下して1人で悩み苦しんでいた。
他に発散するすべがなく、1人抱え込んでいた事は分かっていた。

カッとなって 思わず吐き出した言葉なんか 俺は気にしない…
寧ろ 俺に、いっぱい八つ当たりして欲しい!

そうして ストレスを発散して元気になって欲しい!


人のせいにしろよ!
そもそも俺と関わらなければこうならなかった!!

叫べばいいじゃないか!!




なのに…




《ごめん…君に言ったんじゃないんだ…》




どうして…
お前は、いつもこうなんだ…
自分より、俺の事を気遣うなんて…


お前は、俺と同じだと言ってくれるのか? 
散々 男を咥え込んだ男娼あがりの薄汚れた俺を、自分と同じだと思ってくれているのか?










なら 俺は穢れていない!
他の奴がどんなに蔑んでも、関係ない!!
臭い 汚いなんて考えるのをやめる!

そんな風に考えるという事が、英二もそうだと言っている事になるなら!


お前は絶対に穢れない!
強く清い 心も 身体も 絶対に穢されない!
何があっても!!






なあ英二…
だから お前も同じように思ってくれないか?



2人で同じように考えていこう!


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【 2015/09/14 (月) 】 長編SS 遥かなる夜明け | TB(-) | CM(1)
ウラチャロさまへ
※お手数ですが、ドラッグして文字を反転させてください。

こんにちは ウラチャロさん
随分過ごしやすい季節になってきましたね。

>ご無沙汰してしまっております。拍手コメント送れてない?のかもしれませんが、小説もイラストも、ずっとずっと楽しませて頂いています。

まあ ありがとうございます。
いえいえ ウラチャロさんは、お仕事もされてて 私生活も何かとお忙しいとご推察できます。
気になさらず~(^^)
前回 何度か通われているとの事でしたが、その後コミュニケーションはどうですか?
猫ちゃん達とも仲良しになれたかな?
少しでも、私の駄文がウラチャロさんの元気の源になっているなら、嬉しく思います。

>今回もスゴく勇気を貰いました。ありがとうございます!

まあ 嬉しい~ヾ(≧▽≦)ノ゙
そう ご察しのとおり今回の話は、大切なんです♪
2人とも病んでますから~
特にアッシュの闇は深すぎますからね!

この続きは、今夜か遅くとも明日の朝にUP予定です♪
良かったら 読んでください。

現在 ウラチャロさんは慣れない環境で色々戸惑う事が多いかと思います。
頑張る事は素晴らしいですが、どうか肩の力も抜いてくださいね。

嬉しいコメントありがとうございました。

           こまい
【 2015/09/17 (木) 】 編集
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